211105 森生明 / 『MBAバリュエーション』 読書グラフィ 今日読んだ本

読書グラフィ 今日読んだ本

★森生明 / 『MBAバリュエーション (日経BP実戦MBA2) 』

●リスクの高い事業には株式の発行で資金調達を行ない、

 事業の将来性に経営者として自信がなくなったら身売りを考えろ。

●企業価値

 直接対応する英語は、

 通常”Shareholders’ Value(株主価値)”だとされている。

 M&A実務家の間では”Enterprise Value”という業界用語が

 企業価値(または企業総価値)と訳されている。

 ”Corporate Value”という直訳は

 英語のビジネス会話ではあまりお目にかからない。

●現在価値 Present Value、PV

 ディスカウントレート Discount Rate、割引率

 永久還元(又は永続価値) Present Value of Perpetuity

●現在価値

「10年後に100万円にして返す、その支払いは100%確実である」

 と資金提供を求められるとして、いくらの資金を提供すべきか?

 仮に10年国債の利率が、10%/年とする。

 100万円は10年後に、100×1.1×1.1・・・100x(1.1)^10=259.4万円

 10年後の100万円を現在価値に逆算すると、

 100/(1.1)^10=38.6万円

 これが出せる上限金額となり、以下のような言葉で表現される。

 10年後の100万円の「現在価値」は、

「ディスカウントレート」10%で、38.6万円である。

●「10年後に100万円にして返す、その支払いは50%の確率である」

→38.6万円x50%=19.3万円 ←出せる上限金額

●金融商品が将来もたらす金銭的利益は2つの要素に分解できる。

(1)もたらせる利益の額

(2)その支払いの確実性

 後者の不確実性をファイナンス用語で「リスク(Risk)」と呼んでいる。

●ネット・デット(Net Debt)

 企業価値(Enterprise Value、EV、企業総価値)を

 時価総額(Market Value、MV)から算出するには、

 時価総額に借入金(D)を加え、余剰資産(C)を差し引かねばならない。

 D-Cは、余剰資産で相殺した後に残る借入金で、

 ネット・デット(Net Debt)と呼ばれている。

●のれん

 会社にはバランスシートに数字として表現されない営業資産がある。

 継続して事業を営んでいるが故に生まれてくるその会社固有の価値は

「のれん」や「営業権」などと呼ばれ、その中身はノウハウ、顧客関係、

 従業員スキル、ブランドなどから成ると言われている。

 英語ではこれらを総称して”Goodwill”と呼ぶ。

●投資価値の算定のポイントとなる考え方

・会社の値段は、株式を上場・公開している会社については

 株式の時価総額と想定できる。

 それを発行済み株式数で割ったものが株価である。

・会社の値段は、企業価値(企業総価値)-ネット・デットである。

・企業価値は、会社が将来産み出すキャッシュフローの現在価値である。

・将来キャッシュフローの現在価値は、その会社が現在産み出している

 収益力、その安定性、およびその成長性、の3要因で決定される。

(PV=C/(r-g)の定義式)

 PV:企業価値、C:事業の収益力(現在のキャッシュフロー)、

 r:キャッシュフローの安定性、g:キャッシュフローの成長性

・会社の安定性は、元本と確定利回りを国が保証している国債に比べて

 どれほどリスクが高いかを数値化する、

 ディスカウントレート(割引率)という形で表現することができる。

・PERすなわち「当期利益の何倍か」という指標は、

 日本・外国を問わず、株価算定に広く使われている。

 これは「利益をディスカウントレートで割り算する(PV=C/r)」

 という永続価値の定義式を裏返しに表現したもので、原理は同じである。

・TOB(Take-Over Bid)

 英国生まれの制度であり、米国ではTender Offerという。

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