210904 小林勇治ら / 『「企業再生支援」の進め方』 読書グラフィ 今日読んだ本

読書グラフィ 今日読んだ本

★小林勇治ら / 『「企業再生支援」の進め方―中小企業診断士の再生支援手法』

□中小企業再生支援協議会

https://www.tokyo-cci.or.jp/regene/

□東京都中小企業振興公社

https://www.tokyo-kosha.or.jp/

●デューデリジェンス(Due Diligence、デューデリ)

 再生を目指すために、

 事業の内容や債務の状況、財政状態など企業の現状を把握する。

●企業再生 正すべき姿勢と価値観

(1)経営者と従業員が正すべき姿勢

5つの”トラ退治”

①自分の過去にトラわれない変革ができるか。

②自分の立場にトラわれない変革ができるか。

③今までのやり方にトラわれない変革ができるか。

④過去のルールにトラわれないルール変更ができるか。

⑤過去の情報システムにトラわれない変革ができるか。

(2)経営者と従業員の価値観の変革

①言われる前にできる人は価値が10倍である。

 受動的な人間の集団は衰退する。

②給料の5倍働いて、一人前の口を利いてよいし、その資格がある。

③犠牲と奉仕の精神がなければ経営者になってはならない。

④1人の天才よりも

 10人の協調できるガンバリズムを持った凡才が会社を担っている。

⑤物事が実現するか否かは、

 まずそれをやろうとする人ができると信ずることから始まる。

 自ら信じたときに、その仕事の半分は終了している。

(3)改革姿勢と価値観の定着 5S

①整理

②整頓

③清掃

④清潔

⑤躾(しつけ)

 ①~④を習慣化させ、特に奨励等しなくても励行されるようにすること。

●日本電産 永守重信社長 語録

※いっぱいあるみたい。

●企業再生キューブ

(1)リストラの基本構成

①現状分析と再生可能性

②事業リストラ

 不採算部門切り捨て、収益部門への選択と集中。

③財務リストラ

 貸借対照表の資産・負債の圧縮と資本の増減資を図り縮小をして、

 小さくとも内容の濃い貸借対照表にすることであり、

 キャッシュフロー経営に変換する必要がある。

④業務リストラ

 損益計算書の売上原価の低減、販売管理費の削減、

 業務プロセスの革新によるコスト削減、売上向上策等を打ち出すこと。

⑤再建計画

 ②~④、ITリストラ等を行うことにより、

 債務強化の早期脱却と債務返済を実現できる計画を策定すること。

(2)共通した観点

①会計データ活用

②IT活用

③経営者・従業員意識

④時間

⑤TOC(制約条件)

(3)内部統制の基本要素

①内部統制環境

 人的・情報システム・業務プロセス等の統制環境

②リスク評価と対応

 セキュリティ、企業再生実現可能性等のリスクがある。

③統制活動

 PDCASサイクルを確実に実現する仕組みを構築する。

④情報と伝達

 ステークホルダーにどのようにして安価で、スピーディな伝達を行うか。

⑤モニタリング・成熟度評価

 企業再生の成果がどの程度進んでいるかということをモニタリング。

●再生可能性判定基準

・定量分析による

①貸借対照表

 売却可能性資産の有無・資本増減等による債務の圧縮と

 キャッシュフローの確保が可能か否かで判断が行われる。

②損益計算書

 売上原価の低減、販売管理費の削減、売上の向上等による

 本来の営業利益の確保と、金融コストの引下げ可能性によって判断される。

③債務返済状況

 再生原資としては、遊休資産や固定資産等の売却返済と合わせて、

 本来的な事業による営業利益・減価償却による返済がどれだけできるか。

④有利子負債対キャッシュフロー

「有利子負債 / 営業キャッシュフロー = 返済期間」で算出。

⑤DCF法による企業価値判定

 将来獲得するであろうキャッシュフローを、現在価値に還元して算出。

・定性分析による

①経営者の再生への熱意と意識革新への挑戦意欲

②SWOT分析と成功要因が確立されているか。

 外部環境としての機会と脅威、内部環境としての強みと弱みから

 成功要因を抽出。

③新戦略ドメインとコアコンピタンスは策定されているか。

 成功要因から自社の生存領域としてのドメインの決定と、

 経営の優位性確保となるコアコンピタンスを見出すこと。

④改善テーマとマネジメント要件は確率しているか。

 要件を明確にすること。

⑤KGI/KPIは確定しているか。

 KGI(到達目標)、KPI(経過目標)により、

 企業再生の具体的数値目標を明確にして進める必要がある。

・成熟度分析による(ミーコッシュ(MiHCoSH)方式)

①レベル1の5つの構成要素の現状成熟度評価

(a)マインドウェア Mind Ware(考え方・事業戦略)

(b)ヒューマンウェア Human Ware(やり方・ビジネスモデル)

(c)コミュニケーションウェア Communication Ware

(約束ごと・ネットワーク)

(d)ソフトウェア Soft Ware(プログラム)

(e)ハードウェア Hard Ware(物・金)

の現状評価。

②レベル1の5つの構成要素の革新後成熟度評価

革新後の到達すべき成熟度を年次別に確定する。

③現状から革新後の成熟度向上による改善取得想定ポイントの算出

④業種別特性要素と経営状況

⑤改善経常利益率の算出と改善経常利益高の予測

●労働分配率(粗利益に占める人件費の割合)

 一般に50%以下が正常経営といわれている。

 再生企業の多くは60%を超えているので、これを引き下げる目標を設定し、

 人件費の削減をしなくてはならない。

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