210723 ほんの木 (編) / 『ほめる、叱る、言葉をかける 自己肯定感の育て方』 読書グラフィ 今日読んだ本

読書グラフィ 今日読んだ本

★ほんの木 (編) / 『ほめる、叱る、言葉をかける 自己肯定感の育て方』

●家庭の中に必要な2つの愛

(1)包み込む愛

 母性に代表される。

「ありのままでいいのよ」と受け入れる、やすらぎやくつろぎを与える愛。

(2)切り離す愛

 父性性に代表される規律、規則、義務、役割などを持ったきびしい愛。

●2~3歳の子どもには反抗期がやってきて、

 何を言っても「イヤ」「嫌い」を連発するようになります。

 大人から見ると「反抗」であっても、

 子どもにとっては自立が始まる大事な時期です。

 子どもは「私はお母さんやお父さんの言うようにではなく、

 こういうふうにやりたいと思っているの。

 できるかどうかやらせて欲しい」と言いたいのですが、

 それを「イヤ」とか「自分でやる」という言葉になって表現しているのです。

 大人にはそれが「反抗的」「言うことを聞かなくなった」と映るのです。

 ですから、大人である親が

 子どもと対等の立場になってケンカをしてしまっては

 うまくいくはずがありません。

 反抗期の親の対応には三つの方法が考えられます。

(1)子どもの自立的な反抗を喜ぶこと。

 子どものいいなりになるのではなく、

 どうすればこの時期を成長に結びつけられるかを考えて対応すること。

(2)いきなり怒らない。

 子どもをその気にさせるためには、ちょっとした言い方を考えれば、

 それほどイライラしなくて済むと思います。

 いやがる → やらせてみるとなかなかできない →

 根気強く見守る → できなくてかんしゃくを起こしそうになる寸前に、

 さりげなく手を貸してあげる。

(3)子どもと一緒にどうすればいいかを判断したり、納得させること。

 質問しながら、親子で考える。

●子どもには何かを覚えたいと思う時期があります。

 これを覚える準備ができているという意味で「レディネス」と言います。

 レディネスに達している子に教えると反応がよく、

 楽しさともつながって、伸びていきます。

 レディネスを迎える時期には個人差があります。

 早く文字を覚えたいと思う子が聞きにきたら教えてあげればいい。

 でも、文字にまったく興味がないのにやらせるのは早すぎます。

●両親がいつも一緒になって叱っていては、

 子どもは逃げ場がなくなってしまいます。

 一方が叱っているときは、どちらか一方は、

 さりげない顔をしていることも必要です。

●叱る回数を減らす3つの方法

(1)叱ろうと思ったときに、何のために叱るのかを考えること。

 忙しいときや急がなければならないときが多い。

 そういうときこそ一呼吸して、本当に叱るべきかどうか考えて欲しいのです。

 深呼吸をしたりしてちょっと間をおくことです。

(2)叱っても意味のないこと、叱っても仕方のないことは叱らないこと。

「おねしょ」、まだできるはずがないことを「なぜできないの」など

(3)ものの見方、考え方をちょっと変えてみること。

 言い方をちょっと工夫してみる。

 本当に言いすぎてしまったら、子どもにも

「さっきは、ちょっと言いすぎちゃって、ごめん」

 と謝れる親であるかどうかも大事だろうと思います。 

●「いや」ときちんと表現できる自己主張のできる子どもを育てるには、

 まずは、子どもの言い分を聞く耳を親が持つことです。

 しかし、子どもの言うことがいつも正しいとは限りません。

 間違っていたときも「何言ってるのよ」「違うわよ」と

 頭から否定するのではなく、

「○○ちゃんの言うことはわかるけれど、お母さんはこう思うよ」とか

「ここがおかしいとお母さんは思うわ」と言えばいいわけです。

●子どもが自分で考え、自発的に何かをやろうとしているときは、

 積極的にやらせましょう。

 たとえ結果が失敗だったとしても、

 自主的に始めたことを褒め、次は失敗しないように励まし、

 アドバイスをしてあげてください。

●オーストリアの思想家で教育化 ルドルフ・シュタイナー

 気質とは人間が生まれながらに持っている個性と、

 親からの遺伝とが混ざり合ってできるもので、

 心の中に持っている”色合い”とでもいうべきもの。

 4つの気質

(1)胆汁質(たんじゅう)

 自己主張がはっきりしていて、正義感が強い。

 自分の想いがはっきりしていて、意思が強く、決断力があり、

 言葉もはっきりしています。

 叱られやすいので、子どもの話を聞いてあげることが大切です。

(2)多血質(たけつ)

 いろいろなことに関心を持ち、明るく社交的。

 いろいろなことに興味を持つために、軽くて落ち着きがなく、

 一つのことに集中することが苦手なタイプ。

「落ち着きなさい」と頻繁に言うと、

 余計に落ち着かなくなってしまいます。

 まずはおおざっぱな生活のリズムをつくることが大切です。

(3)粘液質(ねんえき)

 ゆっくりしすぎるほどゆっくり。

 目立たないけれど、存在感がある。

 任された仕事はきちっと仕上げるので、まわりからも信頼を得られる人です。

 粘液質の子どもはゆっくり話しますので、聞くのに時間がかかります。

 できるだけゆっくりと話を聞いてあげることです。

 抱っこして途中で少し離れても構いませんので、

 また戻ってきて「どうだったの?」と

 促してあげるようにしながらつきあうことです。

 ゆっくりですが、いずれは話すことができるようになってきます。

 
(4)憂鬱質(ゆううつ)

 特定の人以外には自分を閉ざし、孤独感がただよう。

 孤独感がただよい、あまり社交性がなく、何かを極めていく人という感じ。

 特定の人以外には自分を閉ざし、顔つきもあまり明るくはなく、

 いつもちょっと悲しそうな表情をしているように見えます。

 どの気質がよくて、どの気質が悪いというものではありません。

 緊張度が高いので、お母さんやお父さんには本心を話すことがあっても、

 先生にはなかなか思っていることを話したがらないということがあります。

 話を聞いたお母さんやお父さんは、

 その内容を相手の人と共有するようにしてあげるとよいでしょう。

 自分のことを話題にされるのをとても恥ずかしがりますので、

 お母さんが一緒にいる場でお父さんからそういうことを言うより、

 いないときに話すのが効果的です。

「お母さんから聞いたのだけれども」と言って、

 お母さんがいないところで褒めてあげるのです。

●好みの色、胆汁質は赤、多血質は黄色、粘液質は緑、憂鬱質は青を

 比較的好みます。

 シュタイナー幼稚園 4色の人形(気質人形)

 子どもが落ち着いているときには自分の気質と同じ色の人形を選び、

 違う色の人形を持たざるを得ない状況になったときは、

 なんとなく落ち着かない情景が見られます。

●気質はあくまでも子どもを見るときの視点の助けであると考えている。

「誰々はどういう気質である」という決めつけをして、

 それだけで子どもを見ようとすることは、

 それ自体が子どもを見る目を妨げることになります。

●幼児期に体で体験したことは、

 その子が大人になってからの尺度になっていきます。

 子供時代の行動様式はその子の一生を左右するような、

 すべての尺度づくりであると考えてほしいものです。

 たとえばディズニーランドが好きだからといって、

 幼児期に何度も行った子どもは、親になっても

 ディズニーランドのようなところで楽しまないと収まらなくなります。

 親が「これを買いたいけれども我慢する」という体験がなければ、

 我慢しないということがその子どもの尺度になっていきます。

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